26.8.18

カプリ島


今年はイタリアのみならずヨーロッパ全体として、
酷暑の夏でした。スペイン、ポルトガルでは46度まで気温が上昇した日も
あった程です。
こんな時は涼を求めて海へ・・

イタリア便りとして、今回はカプリ島をご紹介いたします。
文化的、歴史的考察は全く行っておりません。
旅行ガイドの様にゆるーく、ご覧いただければ幸いです。

カプリ島をご存知の方も多いとは思いまが
「青の洞窟」と言われれば猶更、ご存知の方も多いと思います。

「イタリア南部のティレニア海にある島で、ナポリ市外からナポリ湾を挟んで
南へ約30kmの位置します。ローマ皇帝ティベリウスが統治期間の後半を
過ごしたことでも知られています。
島自体は小さく約10km2程度(東京都、千代田区とほぼ同じ)」
                        ウィキペディアより
ナポリ港からは高速艇で45分程度
ローマからでも特急列車でナポリまで70分
そこから船乗り場まで20-30分と言う事を考えると
簡単に行けるリゾート地と言えます。


ローマ・ナポリ間はItaloの高速鉄道を利用。順調ならナポリまで70分で到着します。
ただ実感として3回に一回は大きく遅れます・・そこはイタリアです。
こちらに長く住むと5-15分程度は遅延ではないという感覚です、
が・・!! 今回は45分遅れでナポリに到着(涙)

ちなみにこのITALO
2012年の4月より、イタリア主要都市を結ぶ特急列車として活躍。
フェラーリの会長らが設立したNTV社によって運営されています。
従来の国鉄にあたるTreniitaliaの特急に比べ、料金が割安で、車内設備も
良くお勧めです。イタリア主要都市間の移動所要時間も国鉄と変わりありません。
ご安心ください勿論、遅延が生じる頻度も国鉄と変わりません。

ナポリ中央駅から
高速船が出る港 Molo Beverelloまでバスかタクシーで移動できます。
今回はバスを利用しましたが、公共交通機関、特に込み合ったバス・電車
を利用の際は本当にスリに気をつけてください。
年配の方、女性の方にはタクシーをお勧め致します。
今回私が利用したバスは、満員バスとなってしまい
1-2-2のフォーメーションで獲物を狩る
計5名のスリ集団と2名の変態老人と乗り合わせてしましました(悲・・)

港までの所要時間はバスで10-20分
タクシーで10-15分程度です。

Molo Beverello港からカプリ島までは頻繁に高速船が
出ています。


ナポリの港からカプリ島の港まで
約45分程度で到着します。
港の目の前にあるケーブルカー乗り場から一気にカプリ市内まで
上ります。所要時間は約5分
急勾配の車窓から、カプリ島のそびえ立つ岩肌、街の様子が俯瞰できます。





あっという間に港から、高台に到着。

街の様子は小さな小道が入り組んだ迷路の様。
道が細いので大型バスは通れず、ミニバスが大活躍している。

今回のカプリ訪問の目的は主に2つ
NHkの「世界入りにくい居酒屋」という番組で
紹介されたレストランにいくこと。
そして「青の洞窟」に行くこと。
ここからはその2点に絞ってご紹介いたします。

レストランに関してはNHKなだけあって、
レストラン名、具体的な場所はすべて伏せられて放送されていました。
公共放送という性質上「宣伝」にならない配慮がなされています。
ですが、放送を見た他の方が根気強いリサーチを続けられてインターネットに
一部紹介されていたので、特定できました。感謝!!

多くの飲食店が夏のハイシーズンだけ営業しているのに対して、
こちらは昔から地元の方に親しまれ通年営業しています。
番組では「ルイージの店」と言う事でしたが
実際はこちら






ケーブルカーを降りて徒歩10分ほどで到着する場所ではあるが、
知っていないとまず見つけられません。
どの料理も予想以上に美味しく、その上リゾート地にしては
高くはありませんでした。

食べた料理は


海鮮パスタ


イワシのパスタ
個人的に一番おすすめです。


こちらもイワシのパスタ
先ほどのイワシのパスタは昼に行った時のもので、
麺は手打ち麺でしたが
夜に注文したものは乾麺の一般的なパスタでした。
お昼に行って、晩ご飯も同じところに行ってしまう程、
ハマってしまいました。
同じメニューでも、まったく違ったものが出てくるのは
イタリアらしいです(笑)
どちらもおいしかったです。


カプレーゼのパスタ
中にチーズが入っています。

トマト、モッツァレラチーズ、バジルの
カプレーゼサラダはこのカプリ島が発祥の地だそうです。
今回はサラダではなく、パスタにしましたが
シンプルで見た目ほど重くなく美味しくいただけました。


はい、タコです。
タコのサラダですが見た目の通り量が多いので
大人数の時に分け合うくらいでいいと思います。
一人で食べると顎がつかれる・・。


定番イカフライ
軽い衣とイカの甘みが楽しめます。
息子は疲れ果て、晩御飯一口も口にせず
爆睡zzzzz



店内は満員
夜は予約が必須だと思います。
お昼は予約なしでスムーズに入れました。


夜9時半過ぎにレストランを後にしたのですが、
この時点で20人以上がWaiting.
みんな、何時まで食事するのだろう??


こちらは別のお店になりますが、
カプリ島に来たら、レモンパスタも是非お試しください。
濃厚なクリームになぜが酸味の効いたレモンがよく合う
不思議なパスタです。
味の方向性が違う、濃厚とさっぱりが調和しています。
日本でいう、スイカに塩
中華でいう、酢豚にパイナップルでしょうか??
カプリはレモンが特産で
リモンチェッロなどのリキュールも有名です。

ここからは「青の洞窟」をご紹介

アナカプリからバスで10-15分程度で青の洞窟の
真上まで行くことができます。
海ルートからでも接近は可能で、モーターボートで青の洞窟まで
近づき、そこで小型ボートに乗り換えて洞窟に入ります。


入場料は一人14ユーロ
5歳児の子供は無料でした。
小舟に乗り込み洞窟へ入る順番を待ちます。
入口は驚くほど狭く、入る瞬間は
完全にボートで仰向けになり頭を引っ込めなくてはなりません。
それ故、波が高い日は入ることができません。
冬場はほぼ、入れる日がありません。

いざ洞窟へ!



入って真っ暗・・
ですが後ろを振り向くと
青色に輝く水面が・・・

私たちが入った時間は午後16時、
入る時間によって青色の強さも違うようです。
お昼くらいだともっと青色が濃いようですが
夕方のやさしい青も素敵です。

青の洞窟以外にも見どころの多いカプリ島。
ローマ・ナポリからも近いので、
旅行される方は
すこし足を延ばして訪れてもいいかもしれません。



















9.6.18

息子君へ


引っ越しに伴い
2歳からお世話になっていた幼稚園とお別れする事に・・

全くイタリア語が話せなかった息子を快く受け入れてくださって
偏見なく愛情を持って成長を見守って頂きました。
息子君も全員がイタリア人の幼稚園の中に急に入る事となり、
3か月以上、登園時は大泣きでしたね。そりゃ怖いと思う、
おとんでも言葉分からない所に行くのは怖い。





話せない分、ジェスチャーが大袈裟なったり、おどけ役を演じるようになったりと
息子君なりに必死にコミュニケーションを取っていましたね。




約3年通わせて頂いて
気の合う友達も出来て本当に助けられました。

先生方、保護者様、ちびっ子たちへ
心から感謝。有難うございました。

新しい環境が始まりますが
息子君一緒に楽しみましょう!!

Andiamo!!




12.4.18

14.1.18

A Portrait Perticone and Operetta 2017

A Portrait Perticone and Operetta 2017
By a Photographer Kazuyasu Mori
@mori_photography







2017年、私にとっても、妻にとっても特別な一年となった。
妻は2月に初の受注会、そして私も暮れの12月に日本で初めてのトランクショーを
開催することが出来た。
全くの素人がイタリアに渡って、13年以上が経ち
多くの方々に出会い、助けられて何とか靴作りを続けられてこれた。

以前仕事を通じて、お世話になったDRESSTERIORの創始者で現在、
写真家としてご活躍されている森 万恭氏のご厚意で
東京トランクショーの後に、ポートレートをお撮り頂いた。
我々にとって、スタートの年・記念となる写真。
素敵な贈り物を頂きました。

これまでの出会いそして
応援頂きました皆様に心より感謝を申し上げます。

Seiichi Yoshimoto